改変による名品たち「名画を切り、名器を継ぐ−美術にみる愛蔵のかたち」 | 青い日記帳

今日は二十四節気の「處暑」（処暑を境に夏の暑さが次第に和らぐといわれています）。 今年の「芸術の秋」も多くの見逃せない展覧会が予定されていますが、その中でも注目すべきは、根津美術館で2014年9月20日より開催される「名画を切り、名器を継ぐ−美術にみる愛蔵のかたち」展です。 新創開館5周年特別記念展 名画を切り、名器を継ぐ 美術にみる愛蔵のかたち 2014年9月20日(土）〜11月3日（月・祝) 今日私たちが目にしている古美術品は、長い年月を人から人へと受け継がれてきました。その間、経年変化や、所有した人あるいは時代の好みにより、切断されて新たに表装された絵巻や古筆、破損して補修された茶道具など、制作時と形を変えたものが少なくありません。それらは、私たちが今日当たり前のように享受している鑑賞スタイルや作品のあり方、美しさの感じ方にひとかたならぬ影響を与えています。例えば、室内を飾っていた障