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【レビュー・書評】逮捕されるまで 空白の2年7カ月の記録 [著]市橋達也 - 売れてる本 - BOOK:asahi.com(朝日新聞社)
逮捕されるまで 空白の2年7カ月の記録 [著]市橋達也[評者]佐々木俊尚(ジャーナリスト)[掲載]2011... 逮捕されるまで 空白の2年7カ月の記録 [著]市橋達也[評者]佐々木俊尚(ジャーナリスト)[掲載]2011年2月27日著者:市橋 達也 出版社:幻冬舎 価格:¥ 1,365 ■「文学」に昇華した逃亡物語 罪を問われた者が国家権力から逃げ続けるという逃亡譚(たん)は、物語の大きなジャンルのひとつとなっている。19世紀の『レ・ミゼラブル』や『罪と罰』、アメリカのテレビドラマで映画にもなった『逃亡者』。日本でも吉村昭氏の『長英逃亡』など、この分野には傑作秀作が目白押しだ。 そういう潮流の中でとらえれば、本書も卓越した逃走譚の一つである。私たちが生きているこの平和な社会の薄皮を一枚めくれば、そこには社会の裏側で生きる人たちの蠢(うごめ)く別のレイヤーが現れてくる。殺人と強姦(ごうかん)致死で後に逮捕される市橋達也被告は、その一般人には不可視なレイヤーの中を旅し、自らを重労働に追いやり、時には狩猟
2011/03/04 リンク