「やかんの理論」について - the deconstruKction of right

お久しぶりです。ブログは追悼モードで白くなっていたのですが、僕もなんとなく放心して空っぽになっていました。実は多少忙しく、考え事をずっとしていて、日常的な役所的なものや、大学的なシステムからがんがん排除され、systematic chaosとか言っている前に、systematic orderの力をひしひしと感じている毎日です。良い子のみんなは、税金の申告に行ったり、必要な書類を大学に提出しようね！ systematic orderは教えてくれないよ！ 意味の分からない書類を延々読まされて文字を書かされるという儀式が身体的に日付のリズムとエクリチュールを刻み込んでくれるよ！ そんなことはどうでもいいのでした。本当は泉和良さんの作品について書きたかったのですが、それについて真剣に書くと、４月に出るはずの文章のネタが割れるので、これはその発表と同じ頃に書きます。さっき、別の研究室の人と話していて

[Apeman]

「はてサの人々は、南京大虐殺とかを否定する連中に対し「やかんの理論」というレッテルを良く貼っているのを見かけるのだが」　え〜？

[hokusyu]

これは・・・、とりあえず、「不合理極まりない人間ですら、笑いによって肯定」で終わる話なら、精神分析とかいらないと思う/「文学」って全然門外漢だけど、こういう中学生みたいな思想的素地でできるものなのん？

[mujin]

二重三重の誤謬に頭くらくら。フロイトは不合理な主張「内容」を受容してるわけじゃない。彼はユダヤ死すべしという不合理を支持しただろうか？それにしても他人の苦痛を自分の快楽に変えることを「笑いで肯定」か。

[toroop]

せめて「はてサ」認定している相手がやかんの論理を持ち出した直後に嫌みったらしく言えばいいのに。論難に使えそうなネタを発見したら、すぐ使わずにいられない人と見た。

[mojimoji]

人間の不合理性を肯定するというのが、「そのままでよい」とすることなら違う。それを出発点として乗り越えられるべき問いと捉える、その前提としての「肯定」なら、もちろんそれは当然のこと。