「井の中のオタマジャクシ」へのエール - 女教師ブログ

研究先日の修論進捗発表会の後の打ち上げにて。あるM2学生がぽろっともらした「舞台裏の本音」に私は我が耳を疑った。その学生（以下、彼女）は、ある英語教育研究者の枠組み（仮に「鈴木（2000）」にしておこう）を利用して、修論のデータ分析を行っていたのだが、私には鈴木（2000）の枠組みを使う必然性がまったくわからなかった。でもまあ、この時期にそこを問うても遅すぎだし、指導教官がいいって言うんならそれで構わないんだろうし、そして結局は本人の問題なのだから、、、という2重3重の言い訳を理由に、その疑問点を飲み込んだのだった。しかしその後の打ち上げで、別の学生が彼女にその話題を振ったところ、思いがけない答えが返ってきたのだ！――どうして鈴木（2000）の枠組みを使ったの？どうして自分で作らなかったの？「え！？枠組みって、自分で作っても良かったんですか？」 * * * * * * ああ、この学生のなん

[nosem]

　でも公募では「英語教育が専門であること」って強いよな．．．くそう

[kaerudayo]

「日本で英語教育を専門にしている大学教員の実に99％はまともな研究などしていないのだ」えぇ、そんな人たちがシステム作っているんですかと、ビックリ。世の中いろんな世界があるんだなぁ。

[otonasi_kaoru]

逆に過去の論文等を読まずに再発名、再発見するっていう無駄もあるけどね。いい経験にはなるけど。

[mn_kr]

“質問をはぐらかしたりして知的に誠実な態度をとらなかったり、ブルデューがいうところの「教育的権威の押しつけ」を露骨に行ってきたり”

[toled]

なんだこの煽りは！　ざけんな！　僕はお前のブログなんか読んでねーＺＯＯ！

[SavingThrow]

"佐藤郁也著『質的データ分析法』と、 チャールズ Ｃ．レーガン著 Constructing Social Research。どちらも「いかに自力で枠組みを作り出すか」という点について、これでもか！というくらいじっくり解説している良書。"

[maangie]

ピエール・ブルデュー。佐藤郁也。チャールズ Ｃ．レーガン。※Sociology of Science Knowledge。「科学者の営みって全然“科学的”じゃなくて、けっこう人間くさくてどろどろしてるよねー」

[steel_eel]

理系の研究でも同じようなケースはあると思うが、自分で枠組みを作る場合、バランス感覚がないとトンデモに陥りやすいと思う。

[nisemono_san]

批判はオープンなところでやったほうがいいんだよなー本当は。理由は自分が勉強になるから。あとは「要は勇気がないんでしょ？」という話になってしまうな。

[hiromark]

つい、やっちゃいそうになることもあるので、自分への戒めもこめてブックマーク。

[wackunnpapa]

“両方やるのが精神衛生上一番よい”

[karpa]

> え！？枠組みって、自分で作っても良かったんですか？ / 「井の中のオタマジャクシ」

[chanbara]

『お勧めは、ゼミのようなオープンな場所で存分に論戦した後、大学裏の居酒屋などで「あいつはやっぱり馬鹿だった」とグチグチ陰口をたたくことである。両方やるのが精神衛生上一番よい』