日本語の変化速度(6)

小島さんへ 色々とご教示ありがとうございます。 1000年から1100年にかけて、日本語、日本語の発音に関する大きなできごとがあったのでしょうか? それとも自然に変化したのでしょうか? 「ゐ、ヰ」「ゑ、ヱ」「を、ヲ」の発音が同時期に変わった理由?があれば知りたいですね。 何も無いのかもしれませんが。。 火狐さん 1000年頃と1100年頃の間にワ行の「ゐ、ゑ、を」とア行の「い、え、お」の発音が同じになった・・・とだけ聞くと、「同じ時期に同じ変化が起こったのか」と思いたくなりますね。 実情は、複雑なのです。 1000年頃に、「を」の発音は変わらないまま、「お」が[wo]になったようです。 それから100年後、つまり 約5世代後に、逆方向の変化が起こりました。「ゐ」が「ウィ」から「イ[i]」になり、「ゑ」が「ウェ」から「イェ[je]」になったのです。 100年という時期の差は、大きいものです。

[taskapremium]

「現代仮名遣い」が採用していない「ゐ、ヰ」「ゑ、ヱ」「ヲ」の仮名は、外国人で日本語を習う人の一部を魅了するようです。「ヱビスビール」の他にも、「ヲタク」などの表記を見て大満悦の人に遭遇することが結構>