元組員の逃亡に浮かぶ旧後藤組の焦り ビル管理会社顧問殺害事件 （産経新聞） - Yahoo!ニュース

【衝撃事件の核心】 東京都港区で平成１８年３月、ビル管理会社顧問、野崎和興さん＝当時（５８）＝が刺殺された事件。「実行犯」として殺人容疑で国際手配されていた旧後藤組系の近藤毅元組員＝当時（４３）＝は、海外逃亡の果てに、タイで４月に射殺された。元組員の逃亡経過を追うと、捜査の進展に焦る旧後藤組内の動きが浮かび上がる。なぜ元組員は殺害されたのか。元組員をタイに手引きした人物も死亡しており、謎は残ったまま。捜査関係者らへの取材から、事件を振り返る。 ■故伊丹監督事件にも関係 武闘派フロントとトラブル 刺殺事件が発生する１年前の１７年春のある夜。千代田区の野崎さんの自宅近くを夜な夜なうろつく不審なバイクや乗用車があった。自宅だけではない。都内のホテルなど、野崎さんが訪れる複数の関係先に、バイクは姿を見せるようになった。 バイクに乗っていた鋭い目つきの男たち。その１人が近藤元組員で、野崎さん

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元組員の逃亡に浮かぶ旧後藤組の焦り　ビル管理会社顧問殺害事件