劇団「燐光群」新作「たった一人の戦争」 ３日から伊丹 （産経新聞） - Yahoo!ニュース

■放射性廃棄物テーマに 劇団「燐（りん）光群」が最新作「たった一人の戦争」（坂手洋二作・演出）を３〜６日、兵庫県伊丹市のアイホールで上演する。東日本大震災後に浮き彫りとなった現実を踏まえ、放射性廃棄物の処理問題をテーマに演じる。坂手は「演劇というフィクションを通し、現実と向き合うきっかけになれば」と話している。 高レベル放射性廃棄物の地層処分について研究する架空の「檜谷（ひのたに）地下学センター」が作品の舞台。観客と出演者が一緒にセンターへ見学に行き、地下に閉じ込められてしまう−という客席参加型の演出だ。舞台では、見学の一行からはぐれた一つのグループを描く。東北で地震に遭い、避難してきた祖父、孫の役なども登場する。 坂手にとってこの半年で「推進派」「帰還」「普天間」に続く４作目。いずれも米軍基地やダム建設といったリアルな社会問題がテーマだ。今回も実際に原子力の研究施設などを取材した。

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劇団「燐光群」新作「たった一人の戦争」　３日から伊丹