春節の風物詩 花火・爆竹が消える？ （産経新聞） - Yahoo!ニュース

【川越一の目】春節（しゅんせつ、旧正月、今年は１月２３日）で“新年”が始まる中国では、その迎え方も日本とは異なり騒々しい。日本の大みそかにあたる「除夕夜（じょゆうや）」の日、街のあちらこちらで鳴り響く爆竹の音は風物詩となっている。ところが、その“除夜の爆竹”が、大気汚染の深刻化につれて、まるで厄介者のような扱いを受け始めている。 ■深刻化する大気汚染 一時、禁止されていた北京市内での花火や爆竹が、制限付きで復活したのは５年前のことだった。除夕夜の夜は夕刻から爆竹の音が鳴り始め、午後１１時ごろからピークを迎える。爆竹はもとより、小型の打ち上げ花火が夜空を照らしてきた。 春節を前に、市内各所には例年のように、花火を売る屋台が出現した。市民が年越し気分に高揚する中、北京紙、新京報が一石を投じた。新京報が社説で読者に呼びかけたのは爆竹や花火の自粛。目的は深刻化している大気汚染の抑制だった。

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春節の風物詩　花火・爆竹が消える？