鼓動：’１２センバツ／７ 関東一高 伊藤大貴左翼手（２年） ／東京 （毎日新聞） - Yahoo!ニュース

◇走攻守でけん引 強振したバットから放たれる打球は、飛距離も速さも迫力満点だ。安定した守備に加え、走っては５０メートルを６秒切る。走攻守でチームをけん引する。 秋の大会ではどん底を味わった。４番を任されることが多かったが、公式戦の打率は１割９分２厘。「打てて当たり前と思っていた。なめていたのかもしれない」と振り返る。 もがき続ける主砲をチームは見捨てない。都大会決勝の前日には、２年生投手が室内練習場に集まり、深夜まで打撃練習用にボールを投げてくれた。肩を酷使できない投手が、そんな異例な申し出をしてくれることが、何よりの励ましだった。 練習量はチームトップクラス。球を芯でとらえる技術を向上させようと、深夜までバットを振る。「質のいい打球が飛ぶようになった」と手応えを感じる日々だ。 グラブには「意地」と「覚悟」の文字が刺しゅうされている。「秋は他のメンバーに助けられてばかりだった」。

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鼓動：’１２センバツ／７　関東一高　伊藤大貴左翼手（２年）　／東京