＜耕作放棄地対策＞福岡市の薬用作物計画 研究１カ月で頓挫 （毎日新聞） - Yahoo!ニュース

福岡市が耕作放棄地対策として２０１４年度に取り組んだ薬用作物の栽培計画が、研究開始からわずか１カ月で頓挫していたことが分かった。当初予算に種苗管理費など約５００万円を計上し、政令市初の試みとして注目されたが、薬用作物は品質規格が厳格で栽培が難しいことが判明。採算が取れないなどとして早々に方針を転換していた。見通しの甘さが指摘されそうだ。 福岡市によると、市内の耕作放棄地は全農地の約１５％（約４００ヘクタール）を占める。治水や景観などの問題があるため、漢方薬の原料となる薬用作物を栽培するための経費を１４年度当初予算に計上し、大学教授や製薬会社、ＪＡ福岡市などの委員１０人からなる研究会を設けた。薬用作物を加工した生薬は、国内で使われる約８割を中国からの輸入に頼るが、中国が採取や輸出を規制したため価格が高騰、政府が国内生産の拡大を促進していた。 しかし、１４年６月の研究会の初会合で、委員から

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