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『風の歌を聴け』@村上春樹のレビューというか感想文というか……
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『風の歌を聴け』@村上春樹のレビューというか感想文というか……
娯楽としての憂鬱 あるいは『1986年の便所の落書き』 『風の歌を聴け』 村上春樹:著 1980年発... 娯楽としての憂鬱 あるいは『1986年の便所の落書き』 『風の歌を聴け』 村上春樹:著 1980年発表 講談社文庫版 かれこれ一昔以上前の話。 当時大学生の私は、学校図書館の便所(個室内)で、とある落書きを目にした。 『多かれ少なかれ、誰もが自分のシステムに従って生き始めていた。それが僕のと違いすぎる と腹が立つし。似すぎていると悲しくなる。それだけのことだ』 排便という侘しげな行為の場には全く似つかわしくないそのスカした文章は、私の心に微か な波紋を浮かべた後、ゆっくりと記憶の底へと沈殿していった。この学校のどこかに、今の俺 の気分をぴったりそのまま言葉に変換してくれる人間が存在しているんだな、という喜 びとも寂しさともつかない感情と一緒に。 その文書が落書きをした当人のオリジナルではなく、村上春樹の著作(「1979年のピン ボール」)からそのまんま引き写したものに過ぎな