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『インセプション』に見る日米文化「相互作用」の可能性
レオナルド・ディカプリオと渡辺謙の共演で話題となった映画『インセプション』(クリストファー・ノー... レオナルド・ディカプリオと渡辺謙の共演で話題となった映画『インセプション』(クリストファー・ノーラン監督)ですが、公開から10日間で1億4300万ドル(約125億円)という大ヒットになっています。抽象的なコンセプトのSFドラマとしては、この数字は異例とも言えるでしょう。例えば、2001年夏封切りという少し前の作品になりますが、スティーブン・スピルバーグ監督の『AI』などは最終的な北米での興収は7800万ドルに止まっています。『インセプション』はどう考えても『AI』よりも抽象度の高い作品であることを考えると、時代の流れを感じます。 この大ヒット、様々な要因が考えられますが、何と言ってもノーラン監督の前作『ダークナイト』が映画史上に残るヒット作になり、観客に強い印象を与えていたということがあります。同じノーラン監督が、今度はディカプリオとケン・ワタナベを使って大作を撮ったというだけで、1億ドル
2011/01/24 リンク