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みんないなくなった中で自分だけが生きていた『ヒトクイマジカル』西尾維新
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みんないなくなった中で自分だけが生きていた『ヒトクイマジカル』西尾維新
「もしも、ずっと生きていける身体にしてあげるって言われたら、どうする?」 彼女はどこか年齢にそぐわ... 「もしも、ずっと生きていける身体にしてあげるって言われたら、どうする?」 彼女はどこか年齢にそぐわない大人びた表情でそんなことを聞いてきた。ああ、またか。私はため息を吐く。彼女の唐突さはいつものことだ。 とはいえ、答えない理由はない。どうせ今にも意味もなく虫を潰しそうなくらいには退屈だったし、答えないと彼女は怒るではないけれど拗ねるのだ。 拗ねた彼女は面倒くさい。三年後まで同じことをねちねち言われ続ける羽目になる。 「ずっと生きていけるっていうのは、つまり不老不死ってこと?」 「そう」 「ちなみに、君はなりたいの?」 「なりたいよ。決まってるじゃん」 だって、不老不死だよ。人類の夢じゃない。彼女はいかにも当然とでも言うように言った。 たしかに、不老不死を求める人は昔からいたらしい。秦の始皇帝をはじめとする時の権力者は不老不死になれる方法を探し続けていたという。 水銀を飲む、とか、眉唾ものの