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怪異譚を話しに来る奇妙な家族『逢魔宿り』三津田信三
ウウン……怖い話、ですか。怪談の季節には少しばかり遅くないですかね。ハァ……まあ、ないわけではないで... ウウン……怖い話、ですか。怪談の季節には少しばかり遅くないですかね。ハァ……まあ、ないわけではないですよ、ハイ。ええ、話すのは構いません。ただ、約束通り、私の名前は伏せていただきますよう、お願いしますよ、ぜひに、ぜひに……。 あの日は、雨の日でしたね。今日みたいなゲリラ豪雨なんかじゃなくて、真っ当な雨。しとしとと降るような、静かな雨でした。私は二年ぶりに友人と会ったんです。突然、彼から連絡が来たんですよね。 彼は、私の記憶に残っていた彼とは、大きく変わっていました。頬はやつれて、髪は伸び放題。身ぎれいな奴だったはずなんですけれど。 久しぶりに会った友人ですから、今の状況を聞くのは、まあ、自然なことですよね。彼と最後に会ったのはコロナウイルスの流行前です。もう、遠い昔みたいな気分ですよ。 本を読んでいる、と、彼は答えました。ええ、私の質問とは、ちょっと答えがずれていますよね。でも、もともとそ