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『蜃気楼の舟』 竹馬靖具 - 荻野洋一 映画等覚書ブログ
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『蜃気楼の舟』 竹馬靖具 - 荻野洋一 映画等覚書ブログ
一艘の舟が、漕ぎ手もいないのに、湖の上をすうっと進んでいく。漕ぎ手ばかりか、舟上には誰ひとり見え... 一艘の舟が、漕ぎ手もいないのに、湖の上をすうっと進んでいく。漕ぎ手ばかりか、舟上には誰ひとり見えない。いるとしても亡霊だけだろう。 真利子哲也監督『NINIFUNI』(2011)の脚本も担当した1983年生まれの新鋭監督・竹馬靖具(ちくまやすとも)の長編第2作『蜃気楼の舟』は当初、「囲い屋」という業種の生態を取り扱い、社会告発的な内容となっている。彼ら「囲い屋」はホームレスの老人たちを廃品回収のようにワゴン車に乗せ、収容所に詰めこんで布団と弁当をあてがう代わりに、その生活保護費の大半をピンハネする悪徳業者のグループである。 主人公の「囲い屋」青年を演じているのは、ピンク映画界の巨匠ガイラ(小水一男)の息子・小水たいが。彼がグループの中の厭世的な仲間の家に呼ばれていったあたりから様子が変になり、非現実、記憶、幻想がないまぜとなったようなイメージが優位となっていく。 小水たいがは、収容されたホ