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『悲しみの歌・黒海からの手紙』 オウィディウス (京都大学学術出版会) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG
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『悲しみの歌・黒海からの手紙』 オウィディウス (京都大学学術出版会) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG
→紀伊國屋書店で購入 紀元8年、ウェギリウスもホラティウスもすでになく、50歳になったオウィディウスは... →紀伊國屋書店で購入 紀元8年、ウェギリウスもホラティウスもすでになく、50歳になったオウィディウスはローマ随一の詩人の名声をほしいままにしていたが、滞在先のエルバ島から急遽ローマに呼びもどされ、黒海の畔の町トミスへの「左遷」を言いわたされた。元老院の正式決定でこそなかったが、皇帝アウグストゥスの意向であり事実上の流刑であった。 トミスは現在のルーマニアのコンスタンツァにあたる。ミレトスのギリシア人が築いた古い植民市であり、アルゴ船が立ち寄ったとされているが、当時はローマ帝国領になったばかりの辺境の町であり、野蛮なゲダエ族が混住していた。国境のドナウ河に近いだけに冬に河面が凍れば蛮族の来襲を恐れなければならなかった。 オウィディウスは『祭暦』や『変身物語』の書きかけの原稿を他の持ち物とともに火に投じてローマを出た。 詩で罰っせられたオウィディウスだったが、詩なしで生きることはできなかった。