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スナック嫌い
新宿4丁目、古びた建物が並ぶ路地を入ったところにある木造2階建ての中には数件の店が入っている。階... 新宿4丁目、古びた建物が並ぶ路地を入ったところにある木造2階建ての中には数件の店が入っている。階段を上がると左手にオカマバーが2件、突き当りにそのスナックはあった。ドアを開けると横に広がったカウンター、7席だけの小さな店だ。 30代のママは決して美人ではない。しいて言えば不細工の部類だろう。何を言いたいかといえば、ママの色気で通っている客は多分いないということ、口説いて何とかしたいという客はいない、そんなママなのだ。 俺の性格の悪さとママのアクの強さはよくぶつかった、一触即発の状態が多かったのだ。だから客が俺一人の時は早く他の客が来ることを願っていた。 そんな時、サラリーマンらしき常連の男が入ってきた。会話は一気に弾ける。話題は俺の口出しを拒否している。淀んだ空気から抜けられない苛立ちでグラスを揺らし「やはり来るんじゃなかったな」と心の中で呟く。 ママは俺を嫌っている、客として好きでないこ