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大 衆 決 断: N森さんの短編小説「錆鼠」
以下に掲出する短編「錆鼠」の作者はかちゃくちゃではない。名古屋のN森さんです。「錆鼠」はさいしょ、... 以下に掲出する短編「錆鼠」の作者はかちゃくちゃではない。名古屋のN森さんです。「錆鼠」はさいしょ、文芸同人誌『ホーン』(2007年11月刊)に掲載された。これを転載することにした背景などについては「サプリメント遁走」4月8日分をご覧ください。冒頭の雨のシーンは読み通しづらいと思うけれど、ぜひ最後まで読んでいただきたい。 横殴りの雨が降っていて、その中を帰らなければならなかった。電車からおりると夜であった。途方ない暗やみの天井から、たけだけしい雨が地面めがけて降り落ち、ごうごうとする風は、雨をさらうばかりの勢いで激しく吹いている。改札機を抜けた人々は、一瞬、目の前の天候にひるみ、立ち尽くし、そこへコカ・コーラの赤い空き缶が、風に誘われ、カラカラと、どこへともなく通り過ぎてゆく。このまま大荒れの天気を何の手も打たず見守りつづけても、なにもはじまらないと思いあらため、しぶしぶ傘を広げ歩きはじめる