針供養：感謝の思い込め きもの専門学校生ら、奈良・薬師寺で ／奈良 - 毎日ｊｐ(毎日新聞)

奈良市西ノ京町の薬師寺で５日、裁縫の技術向上などを祈る「針供養」があった。奈良きもの芸術専門学校（奈良市）の学生ら約６０人が、使い古した針を供養した。 法要は同寺のまほろば会館であり、山田法胤管主ら僧３人が読経。学生らは、曲がったまち針や縫い針を大きな豆腐に刺し、静かに手を合わせていた。 この日供養された針は９９１０本で、寺の境内に埋められる。研究科１年の角田遥さん（２２）は「私たちにとって針はとても大事な物。感謝の思いを込めて祈りました」と話した。【花澤茂人】