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アイヌの今:民族共生に向けて/下 教育 /北海道 - 毎日jp(毎日新聞)
◇異文化知り豊かに--地域や学校間で温度差 「私らは今でもこんな家に住んでると思うかい」。アイヌ民... ◇異文化知り豊かに--地域や学校間で温度差 「私らは今でもこんな家に住んでると思うかい」。アイヌ民族博物館(胆振管内白老町)の伝統家屋チセで、民族衣装を着た解説員、野本三治さん(46)が道外から来た修学旅行生たちに話しかけた。引率の女性教諭にも「あなた、そう思ったでしょう」と尋ねると、教諭は「はい」とうなずいた。 明治政府の同化政策によってアイヌ民族は昔ながらの生活や言葉を捨てさせられた。しかし、アイヌ民族博物館を訪れる観光客や修学旅行生には、今もアイヌが伝統的な生活をしていると誤解している人も多く「アイヌも靴下を履くの?」「日本語上手だね。どこで学んだの?」などの珍問が後を絶たない。 「少数民族について幼いころから正しく学べるようになってほしい」と野本さんはいう。政府がアイヌを先住民族として認めてこなかったツケが教育のひずみとなって表れ、「アイヌを知らない日本人」を生んでいる。 ◇ 日高
2009/02/27 リンク