新教育の森：再任用教員と組み、新人育てる新研修－－東京都教委の試み - 毎日ｊｐ(毎日新聞)

◇安心感とやりがいフォロー 晴れて教職に就いたのに、１年足らずで教室を去る新人教員が少なくない。子どもや保護者、先輩教員との人間関係や仕事の難しさにストレスを感じてのことだ。どうすればいいのか。東京都教育委員会はこの春、全国で初めての試みに踏み切った。【遠藤拓】 ◆ペアで仕事に慣れる 「頑張れないと、遠足に行けないよ」「みんな、できたかな？」。２人の先生の声が交互に教室に響いた。連休明けの東京都板橋区立板橋第七小学校（植松光一校長、２７３人）で、３年生の国語の授業が始まった。少しにぎやかな教室を先生たちが回り、説明文の要点をプリントに書き込む子どもたちに声をかける。 複数担任制の学級では珍しくない光景だろう。少し違うのは、この授業がそのまま、都教委が今年度スタートした新人研修にもなっていること。２人はかたや新人、一方は退職後に再任用されたベテランという組み合わせだ。２人がペアで一つの学級の