オリンパス：経営陣刷新へ市場が圧力 - 毎日ｊｐ(毎日新聞)

オリンパスの損失隠し問題で、大株主の海外投資家らが、経営陣の責任追及などの動きを活発化させている。全容が判明しない損失隠しの早期解明に向け、市場が圧力をかけている格好だ。また、国内の機関投資家は同社株の売却に動いており、こちらは株価の下落圧力になっている。 同社の上位株主には国内の金融機関が並ぶが、オリンパス株の約５％を保有する米投資会社「サウスイースタン・アセット・マネジメント」は８日、現在も取締役にとどまる菊川剛前会長兼社長ら４人の即時辞任と、経営陣刷新へ向けた臨時株主総会の開催を求める声明を発表。声明で「すべての疑惑が直ちに明らかにされることを強く求める」とし、「４人が直ちに辞任し、今後オリンパスと一切関わりを持たないことが重要」との認識を示した。「残りの取締役がいち早く交代できるよう、臨時株主総会」の開催も求めた。 米「ハリス・アソシエイツ」のデービッド・ヘロー最高投資責任者は「株