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Jリーグ32節「苦労人・佐藤のゴールを呼び込んだのは・・・」待つ、というガンバ大阪の攻撃:スポーツライター増島みどりの「ザ・スタジアム」
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Jリーグ32節「苦労人・佐藤のゴールを呼び込んだのは・・・」待つ、というガンバ大阪の攻撃:スポーツライター増島みどりの「ザ・スタジアム」
後半43分、残り2分で引き分けムードがスタジアムに漂い始めた頃、G大阪はついにトップギアを入れた... 後半43分、残り2分で引き分けムードがスタジアムに漂い始めた頃、G大阪はついにトップギアを入れた。攻守に走った浦和にとって、後半の、しかも自分たちより遅い交代で入ってきたリンス(佐藤へのアシスト)佐藤、そして倉田3人に2点に絡まれたのは痛恨の結果だったはずだ。浦和は8年ぶり2度目の優勝をかけ、ガンバは逆転Vを狙って落とすことのできない試合。もちろん「総力戦」だ。しかしその総力戦の中身は、両者でずい分と違っていたのかもしれない。 交代の時に何を考えたか、と聞かれ、長谷川監督は「佐藤のゴールはガンバの強さを示している。浦和と違ったとすれば、うちは18人誰が出ても戦えたが、浦和は17人だった」と落ち着いた口調で話した。浦和は、右足の腓骨(ひこつ)骨折をしながらこの試合のベンチにFW興梠慎三を置いた。痛みがあるなかチームに対する献身を表現したエースの心意気にペトロヴィッチ監督、ドクターも敬意を表し