Mrs.GREEN APPLE『コロンブス』のMVに批判が集まり、YouTube公開から1日を待たずして配信が停止された。各種メディアでも取り上げられている。 わたしはもともとMrs.GREEN APPLEが好きなので、このMVも公開すぐに視聴していた。 たしかに問題のある表現は多かった。 現在、ポストコロニアリズムの観点からコロンブスの評価は大きく変わりつつある。侵略者や奴隷商人という面にフォーカスが当てられ、一般的に英雄視をやめる動きが広がっている。作り手の意図がなんであれ、そんなコロンブスをタイトルに掲げることは必ずネガティブな印象を生んでしまう。 また、猿たちの暮らす島を発見し、自分たちの文明を教える描写もネガティブだし、猿たちに馬車を引かせるシーンもネガティブだった。そもそも、ルーツの異なる人たちの仮装をすること自体、いまや物議を醸す演出である。 結果、大森元貴さんは自らの名前で