多勢を使いこなせる人 - レジデント初期研修用資料

専門家と呼ばれる人は、「効率よく弱いものいじめができる人」でなくてはいけないのだと思う。 対峙した問題に対して、投じる物量は少ないに超したことはないけれど、少ない物量で問題に当たることは、もしかしたら専門家でなくてもできる。 物量が不足していると、問題の解決は、一定の割合で失敗する。失敗した人は、誰もが「もっと物量があれば」と嘆息するのだけれど、じゃあ実際に充分な物量が与えられたとして、素人はたぶん、その物量を持て余してしまう。ガバナンスのコストは、組織の大きさに逆比例する。プロを名乗るなら、物量をきちんと御して、問題を容易に解いてみせないといけない。 道場では卑怯なやりかたを習わない 1 対1 の状況、個人の技量でぎりぎり手を出せる問題に挑むような領域で活躍するのは、プロよりもむしろ、「プロに迫るアマチュア」の得意とするところなのだと思う。こういう状況だと、個人として強い人が強いから、「

[PAGZIN]

「ガバナンスのコストは、組織の大きさに逆比例する」←正比例では／物量の豊富な組織には減点主義人事、そうでない組織には加点主義人事が向いているということになるのだろうか。

[gamella]

あー、すごいなこのエントリー。

[u_1roh]

NHK「プロジェクトX」「プロフェッショナル」とは逆のプロフェッショナル像かも。こういうのって、いわゆるエリート教育になるのかなあ。

[toshikaz55]

「むしろ物量があって言い訳できない状況で、つまらなく、危なげなく成功できる技量を持った人が専門家なのだと思う」 "多勢を使いこなせる人 - レジデント初期研修用資料"

[yoshidaa]

武道や戦争みたいなものだけでなく、様々な状況、様々な業界に、物量に相当する何かというものがある。物量なしで何とか成功してみせることよりも、むしろ物量があって言い訳できない状況で、つまらなく、危なげなく

[mako-28]

「むしろ物量があって言い訳できない状況で、つまらなく、危なげなく成功できる技量を持った人が専門家なのだと思うし、専門家を養成する学校には、是非ともそういう技量を教えてほしいなと思う。」

[tetzl]

ミニマムのリソースで結果を出すことが善というか絶対みたいになってるから、つい戦力を逐次投入とかしてしまうのかもと思った。

[misaquo]

なるほどなるほど。

[Nao_u]

量はある一定レベルを超えると質の問題に転化する。閾値を超えた大量のリソースを管理して有効に機能させるためには、少数のリソースの質を上げるのとはまた別の手法や能力が必要になってくる

[medtoolz]

↓ 直しました。。

[tinsep19]

より少ない検査、ヒントから診断にたどり着ける人が「名人」だとほめられる。たくさんの検査を出せば、診断にたどり着けることは「当たり前」のはずだけど方法論は必要で、学校でそれを教わる機会は少ない。

[as62]

なんとなく医療の世界って「産業革命」がまだ起きてない気がするのよね。

[Hi-Fi]

「職人」って言葉が浮かんだ。「職人」は自らの技能を最大限に発揮することを目指す。勝ち負けは結果にすぎない。職人大国ニッポン。だが今、求められるのは、「勝ち」が何かを決め手段を選ばず勝ちにいくこと。