やりかたは無数にある - レジデント初期研修用資料

「絶対に正しい手順」というものは、一つに決められないのだと思う。 現場にあって「絶対」と言い切れるものは、状況を乗り越えるための「目的」と、 それを達成する上で「制約」であって、「手順」というものは本来、 「こうしたらたまたま上手くいった」という以上の意味を持っていない。 偽のベテランが正しさ競争を始める 医療の教科書は、今はもちろん、「こうするのが正しい」のカタログみたいになっているけれど、 あらゆる手技だとか、治療だとか、手順というものは、本来は暫定的なやりかた。 ある状況から「治癒」を目指すためには、状況ごとの「目的」というものがあって、 目的が、身体の解剖学的構造だとか、病気が生み出す「制約」とぶつかりあった結果として、 制約をくぐり抜けるための手順が生まれる。 手順はだから、本来は無数にある。「こうしたらうまくいった」という、試行錯誤の経験が重なって、 どこかのタイミングで「暫定

[pokutuna]

このへんのチグハグが人に物教えるときに困る

[physician]

若いってコワイ物知らずだな、と思ったらちゃんと突っ込まれていて安心した『「上」で責任とらされる立場で、「現場の発想」で見たことない治療が行われたら、「上」はストレスで死んじゃいますから。。』

[hirokuru]

目的と制約とを理解した人たちが、結果としてある手続きに収斂していくことと、そこにいる人たちが、「最初からそれしか出来ない」こととは、一見同じような状態であるようでいて、恐らくは全く異なっている。

[rajendra]

ショートカットを重ねた結果として陥る袋小路って、事前に察知できないんだよな…。

[mojiura]

「武徳の備わった軍隊は強力だけれど、軍隊を率いる人は、『武徳を欠けば勝てない』などと言ってはならないのだという」とのこと。

[campy]

"「制約の集積」として理解""もっと深いところに、「やってはならないことを知っている」という段階"

[ssuguru]

「うちの施設にいるベテランの先生がたは、人体というものを、「制約の集積」として理解している気がする」。目的と制約。

[hamasta]

医師ごとに、過去の治療成績を完全公開すればどうなるか？　すると、形式を整えるための作業が直ちに開始され、、、　ともかく、正解が１つあるわけではないだろう

[sett-4]

「目的」と、 「制約条件」

[n-e]

"状況を乗り越えるための「目的」と、それを達成する上で「制約」" "「手順」というものは本来、「こうしたらたまたま上手くいった」という以上の意味を持っていない。"

[ka-wara]

「やってはならない事を知っている」という段階があって、ここに到達できた外科医は、教科書的な知識を持っていない病気と対峙しても「目的」さえ示されたなら、それを解決する為の方法をその場である程度演算できる

[medtoolz]

クラウゼヴィッツは本当に実際的。。