asahi.com:海の安全守る「裏方」-マイタウン神奈川

１日約６００隻の船が行き来するという東京湾。狭い港では衝突が絶えない。事故を未然に防ぐため、港や湾の専門家「水先人」が、出入りする船に乗り込んで誘導する。普段は見えない所で、海の安全を守る「裏方」。横浜と川崎の港で水先人の一日に同行した。 （河合達郎） 横浜市中区のさん橋から眺める海は穏やかだ。案内してくれるのは東京湾水先区水先人会の藤城稔さん（６５）。業務を見学させてもらう水先人は富川康文さん（７１）だ。富川さんはサングラスにハット、黒ジャケットにネクタイ姿。「これが水先人の正しい服装です。水先人は飛行機のない時代、外国の人が最初に出会う日本人だったため『無冠の外交官』と言われてました」 さん橋からタグボートで扇島沖約２キロまで進むと、巨大な船が見えてきた。富川さんが誘導し着岸させる液化石油ガス（ＬＰＧ）船「日雄丸」だ。全長２３０メートル、総トン数約４万５千トンは、豪華客船「飛鳥２

[fuldagap]

「悪天候のため、はしごから落ちて亡くなる水先人が毎年のようにいます」高齢者多いし…/　「「航路内で追い抜こうとするなど、ルールを守らない船が結構いるんです」と藤城さんがこぼした」自動化できない理由かも