専門家になれない理由と、専門家になるべきでない理由 « nia.note

私たちの社会は高度に分業化されていて、多くの職業は専門性を持ちます。 ところが、多くの人、特に私と同じく２０代の人は、専門家と呼ばれるべき技能や経験を持っていないことがほとんどです。 同時に、あまりにも早い段階で自分の専門分野を定めてしまうことも、必ずしも正しいとは思えない気がします。 専門家になれないのは、自分に投資をしていないからです。 それは経験や、熟考や、知識や、努力です。それらの投資によって、一つの分野における専門性を持つことができます。なぜなら、専門性とは「他の人よりもその分野においてより多く持つ」ということだからです。 「他の人よりもその分野においてより多く持つ」ためには、その分野に対して他人より多く考え、多く知り、多く体験する必要があります。その分野に対する資産の差が、専門性に他ならないからです。すなわち、知的資産の差分こそが、専門性の根拠なのです。 ここで言う資産のもとは