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中小企業における「選択と集中」の曲解 : nori_hara blog
ちょっと時間があったので読み返していたのだが、2000年に書かれた本書の「戦略なき競争」という指摘が... ちょっと時間があったので読み返していたのだが、2000年に書かれた本書の「戦略なき競争」という指摘があらためて興味深い。著者によれば、日本企業は「すべての競争業者がほとんど同じ製品の種類、機能、サービスを提供し、同様の販売チャネルを使用し、互いの製造プロセスと同レベルの効率性を達成したとすれば、どの企業も独自の競争優位を持っていないことになる」と指摘し、この代表的な産業に半導体、アパレル、チョコレートを挙げている。半導体産業は著者の指摘どおりの問題で崩壊した。アパレルとチョコレート(製菓)も旧態依然の産業構造は変わらずリストラによる業界再編が進むだろうが、今となっては、戦略なき競争の代表格は家電メーカーだろう(著者もさすがに、2000年代にAppleがここまでの復活を遂げるとは想像していなかったのだろう)。 この事情、中小企業であればなおさらだ。しかし事実は逆で、私が見るかぎり零細であれば
2012/04/29 リンク