WEEKLY NET MAGAZINE 【週刊0510】

東西の暴力団が関与、激しい地上げ合戦の末、殺人事件まで発生したという不動産物件が、川崎市の中心街にあるという。 「ＪＲ川崎駅から駅前商店街を超えた飲食街の一角で、国道１５号に面して近くに区役所、公園、野球場があり、不動産広告風にいうなら『川崎駅徒歩５分、国道に面した抜群の立地』ということになります。それだけにミニバブルの２００５年ごろから始まった地上げは熾烈を極め、地元の稲川会系Ｕ組と上部組織のＹ一家、山口組系Ｙ組とＫ会、それに住吉会系組織も絡んだ激しい争奪戦が展開されました」（事情通） 東西の広域暴力団がオールキャストで登場したのは、倒産した「ダイナシティ」が金主だったためだ。 同社は、２００１年にジャスダックに上場、ＤＩＮＫＳ世帯など若年富裕層を狙った高級マンションを中心に展開、急成長していたが、オーナーの中山諭社長が、０５年５月、覚醒剤所持により逮捕され、転落の一途を辿り、０８