序 なぜ、いまさら「放射線」なのか | 放射線について考えよう。

日本で放射線の話をするときには、東北大震災にともなう福島第一原子力発電所事故について避けて通ることはできません。あの事故直後には、放射線に関する言説が、デマも含め、とてもたくさん出されました。いまさら放射線について書くくらいなら、なぜ、そのときに書かなかったのか、と思われる人もいるかもしれません。あのころ僕はちょうど生まれて初めての本を出そうとしていた時期であり、それを自分の勤務先の研究施設の震災復旧のため、連日倒れそうなくらいの激務の合間にやっていたために、ほかの本を出すような無謀なことはできなかった、というのが実情です。復旧が終わり、時間に余裕が出てくると、完全に時機を逸してしまっていました。 ではなぜいまさら書く気になったのかと言いますと、きっかけは豊洲市場問題です。あそこで繰り広げられた「安全より安心」とかいう無意味な話や、それを煽るマスコミ、間違った風評で相手を傷つけても自分のち

[piripenko]

“実際世の中で起きていることのほとんどは、自然科学にかんすることではなくとも、「程度問題」なのであって、単純に○×式で判断できるものはほとんどありません”

[kamezo]

○か×かではなく、量・程度問題で考えるということ／東北の震災から６年を経ても状況はなにも変わっていないことを豊洲問題で思い知らされたというのは多くの人が感じたことだろう。

[t_f_m]

"正直、デマを流されたほうとしては、とても許しがたい理由" / "その代わりに、すこしでも「聴く耳」を持ってくださっている方々に対しては、可能な限りていねいに、誠実に、説明することにしました"

[ottyanko]

あら…“きっかけは豊洲市場問題です。あそこで繰り広げられた「安全より安心」とかいう無意味な話や、それを煽るマスコミ、間違った風評で相手を傷つけても自分のちっぽけな正義感さえ満たされればそれでよい”

[bell_chime_ring238]

“自分で考えることをやめて、他人に判断をゆだねている時点で、その人はだまされても仕方ない” 冷酷に響くけどこれは事実。自分で考えて納得しないと。正しい判断の基礎は学校で学べるから、ちゃんと勉強しとこう

[petronius7]

定量的に考えるのは理系かどうかではなく、プロかどうかの証だと思う。定性的な事を騒ぎ立てるのはプロの振りをした只の素人。