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夜天の使い魔16話
最後の時を謳歌するべく設けられた祝宴の場に、どどん、と言う大きな揺れと耳障りな破砕音が響き渡る。 ... 最後の時を謳歌するべく設けられた祝宴の場に、どどん、と言う大きな揺れと耳障りな破砕音が響き渡る。 音は一度に止まらなかった。二度、三度、それを超えて何度も何度も続き、その度にホールは大きく揺れる。人々は倒れぬように必死になり、テーブルに乗せられた勢を凝らしたご馳走はその場より滑り落ち、床に叩き付けられ無残に飛び散った。貴族達はなんとか平静を装おうとしていたが、それでも動揺は隠し切れず、皆目を見開き驚愕のまま身を固まらせていた。哀れなのは平民の給仕達で、皆恐ろしさにただ震え抱き合うのみであった。 「一体何事じゃ!」 いきなりの事に皆がうろたえる中、一人老王のみが毅然と声を張り上げる。年老いた姿は一見力なく見えるが、やはりこの人は王なのだと、場の誰もが認識を改めた。 その声に呼応したかのように、血塗れの兵士がドアを勢い良く開け――いや、体当たりするかのように激しく――ホールへと走りこんでくる。