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書を携えよ、街へ出よう ー 『朗読者』(ベルンハルト・シュリンク) : Res-C
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書を携えよ、街へ出よう ー 『朗読者』(ベルンハルト・シュリンク) : Res-C
今回はベルンハルト・シュリンクの『朗読者』。映画『愛を読むひと』の原作としても知られる本作だが、... 今回はベルンハルト・シュリンクの『朗読者』。映画『愛を読むひと』の原作としても知られる本作だが、とにかく救いがない。私は小説でも映画でも「なぜこんなに救いがないのか」という、一般的に言えば暗い作品をとても愛しているのだが、『朗読者』の救いのなさには初読時にショックを受けた。 『朗読者』はやはり近所の書店をふらついている時に見つけた。タイトルにピンときて、すぐに手にとってパラパラとページをめくることもせずに購入を決めた本だ。私のイメージとしてはもっとリリカルで、どこかにファンタジーの匂いがする気がしたのだが、これがとんでもないことになるとは思ってもみなかった。 少年が年上の魅力的な女性と関係を持ち、会うたびに「本を読んで」とせがまれる、この部分に関してはリリカルだが、その後、青年に成長した彼と彼女が再会してからは様相が一変する。やるせない、ひたすらやるせなくて、切なくて、まったく救いがない。