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笠井潔『例外社会』 - Flying to Wake Island 岡和田晃公式サイト(新)
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笠井潔『例外社会』 - Flying to Wake Island 岡和田晃公式サイト(新)
さる私淑する人が、「批評は疥癬である」と書いていたことがある。私もそれを認めるにやぶさかではない... さる私淑する人が、「批評は疥癬である」と書いていたことがある。私もそれを認めるにやぶさかではない。というのも、日々生きているうえでどうにも生まれてくる違和感のようなもの、それをなるべく強度ある言葉で語ろうとするのが「批評」だと私は考えているからだ。それが疥癬ではなく、他の何でありえようか。 こうした出発点に立つと、笠井潔の『例外社会』(朝日新聞出版)は、ここ数年の日本語で書かれた批評文のなかで群を抜いて素晴らしいものだった、と言うことができる。掻きむしり甲斐がある、掻いた後に何かが生まれそうな気がする、と言えばよいだろうか。 細かな部分で違和感を覚えるところも少なくない(特に第六章)が、それを補って余りある、論の全体を包む強靱な体系化への意志に心打たれたのだ。1930年代と2000年代の相同牲を、執拗な思考の運動によって描ききっている。だからこそ「例外国家から例外社会へ」という社会システム