『ポップカラーの街 《ボ・カープ》 生命を育む色彩』

絵で描いたようなポップカラーの街並は、非日常的でもあるように見えるが、 実際に生活をしている人々がいる。 どうしたらこんな色彩の家並みが生まれるのだろうかと興味を持った。 普通これだけの色を使ったら違和感のある空間が生まれそうだが、 なんともトーン的にまとまっているように思える。 パステル系の一角や、ビビット系、それはそれでまとまっている。 こんな色彩感覚の中に住む人たちとは、一体どんな民族なのだろうか？ 南アフリカ共和国のケープタウンにある『ボ・カープ』という名の街。 住民は約6000人とそれほど多くはないが、 多民族の文化が入り混じるマルチカルチャーな街である。 ボ・カープ（Bo-Kaap）の多くの住人は、１７世紀前後にオランダ人によって 各地（アフリカ、インドネシア、マレーシア、その他のアジア） から連れてこられた奴隷の子孫である。 奴隷といっても、犯罪者、亡命者、職人、そして有名な

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"南アフリカ共和国のケープタウンにある『ボ・カープ』という名の街。"　鮮やかな色に塗られた家が続く町並み。ベニス・アイスランド・オーレンスの写真も少し。