『ハードワークは報われない（オルヴ・モーダル）』

プログラマという仕事は、時に、懸命に働いても意味がない、ということがある。 長時間オフィスにいれば、プロジェクトに多大な貢献をしているような錯覚に 陥ることがあるが、事実はまったく逆で、自分の働く時間を減らせば減らすほど プロジェクトへの貢献は大きくなると言えるのだ。 神経を集中させる時間、製品を産み出すのに使う時間が週に30時間を超えるようなら 「自分は働きすぎだ」と考えるべきだろう。 もっと効率的に働く方法、少ない労力と時間で多くを産み出す方法を探さなくてはならない。 ソフトウェア開発は取り組みながら絶えず学ぶということができる仕事である。 仕事をすればするほど問題領域についての理解が深まり、同じ目的を達成するために 必要な労力と時間は徐々に減っていく。自分の仕事にどんな無駄があるかを常に観察し、 その結果を後の仕事に反映させていけば、着実な効率化がはかれる。 プログラミングのプロの仕