今日、彼女と別れた・・・。

今日彼女と別れた。 彼女とはバイト先でたまたま出会った。彼女は、母子家庭だった。そしてその母親は、鬱だった。 彼女は、鬱の母親の面倒を少ないアルバイト代でひとりで見ていた。高卒の彼女には正社員ではたらくことは難しかった。贅沢なんてできない。そこらへんの女の子が普通にするようなことが経済的にできない。 デートも彼女の母親の体調で突然キャンセルになることも多かった。つねに彼女は母親のことを気にしていた。自分の幸せをかえりみずに。 普通の家庭に育った僕は、そんな彼女を尊敬していた。普通の女の子がしている買い物や旅行、そんなことをすることもせず、ひたすら、働いて母親の面倒をみていた。彼女のすくない給料で、病院代、2人分の生活費、アパート代、すべてをまかなっていた。きっと、毎月カツカツの生活だっただろう。 彼女と付き合ってから、街中にいる女性に嫌悪感を抱くようになった。海外旅行だ、ブランド品だ、並ん

[sabacurry]

青い、青すぎる

[shin-uemon]

これはひどい。自己愛もここまでくると醜悪すぎる。運命を受け入れた彼女をダシにしてひたすら続く自己陶酔と自己憐憫。こんなに嫌悪感を感じたのは久々だ。彼女と別れた。褒められる行動はその一点だけだ。