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正規分布の発見─統計学史(4) | ブログ | 統計WEB
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※コラム「統計備忘録」の記事一覧はこちら※ 今年はガウス(Johann Carl Friedrich Gauss、1777-1855)が... ※コラム「統計備忘録」の記事一覧はこちら※ 今年はガウス(Johann Carl Friedrich Gauss、1777-1855)が『天体運行論』を出版してからちょうど200年になります。多くの統計学の本では、ガウスが正規分布を発見したと書かれています。ガウスが『天体運行論』の中で、天体観測によるデータの誤差はある基本的な法則に従うという理論を確立したからです。ある基本的な法則というのが正規分布であることから、正規分布のことをガウス分布(Gaussian distribution)ともいいます。正規分布の名前はガウスではなく、それより後に、ゴールトンによって付けられました。 今日、正規分布を発見したのは、ガウスよりも前、フランスの数学者、ド・モアブル(Abraham de Moivre, 1667-1754)の功績とされています。1730年代に、ド・モアブルは、二項分布の n を大きく