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「無実の罪で苦しむのも因縁」と諭された免田栄さん - 礫川全次のコラムと名言
礫川全次〈コイシカワ・ゼンジ〉のコラムと名言。コラムは、その時々に思いついたことなど。名言は、そ... 礫川全次〈コイシカワ・ゼンジ〉のコラムと名言。コラムは、その時々に思いついたことなど。名言は、その日に見つけた名言など。 ◎「無実の罪で苦しむのも因縁」と諭された免田栄さん 一九九〇年代後半のことだったと思うが、文京区民センターで開かれた何かの集会で、元死刑囚の免田栄〈メンダ・サカエ〉さんの講演をお聞きしたことがあった。 今でも印象に残っているが、このとき免田さんは、概略、次のようなことを言っておられた。――刑務所にやってくる教誨師(僧侶)に、自分は無実だということを訴えたが、いくら訴えても聞いてもらえない。かえって、「あなたは無実の罪で死刑になる宿命にある」と諭され、絶望的になった。さいわい、キリスト教の教誨師もいて、その人が、自分の話を聞いてくれたうえ、再審を手助けしてくれた。 無実の罪で処刑されようとしている死刑囚に対して、「あなたは無実の罪で死刑になる宿命にある」という教誨師がいた
2013/08/25 リンク