クオーク物語 - とりあえず雑記

印刷・編集に関わる人間が「クオーク」という場合は、ほぼ間違いなくDTPソフトであるQuark XPressのことを指します。1990年代、日本にもDTPが急速に浸透・普及していく流れの中で、フォトレタッチのPhotoshop、作図のIllustratorと並んで、DTP三種の神器と言われ、コレがなければページ物のDTP編集はできないと言われた巨人ソフトです。今回はその歴史物語を少々。（以下は日本語版を中心にした記述です・長いです…汗） DTP草創期には、Aldus社のPageMakerというソフトが誌面を完成させるための、いわゆる組版ソフト（＝集版ソフト、ページレイアウトソフト）として唯一の存在でした。PageMakerは、読み込んだテキストや図版を、白い紙の上に駒を並べるような要領で自由に配置していく革新的なソフトでした。これに対し、後発となったQuark社のQuark XPressは、

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いったん覚えてしまったら、みんな新しいことを覚えたくないんだよね