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カフェの話(4) コーヒーとティー | Okano Note
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カフェの話(4) コーヒーとティー | Okano Note
言うまでもなくカフェとはコーヒーのことである。しかし、店の形態としてのカフェのことをわが国では長... 言うまでもなくカフェとはコーヒーのことである。しかし、店の形態としてのカフェのことをわが国では長らく喫茶店と呼んできた。珈琲店や珈琲館とも言うが、一般的に親しまれた呼び名は喫茶店であった。文字面だけを追えば、お茶を飲む店である。コーヒーを主とするカフェで紅茶を飲むこともできるし、名前が喫茶店であっても紅茶ではなくコーヒーを飲むことができる。「お茶にしようか?」と言う時の「茶」は日本茶や紅茶とはかぎらず、コーヒーも含めたソフトドリンクの代名詞である。 ローマのバールでエスプレッソを飲んでいたら、イタリア系でも英米系でもないカップルが入ってきた(見た目では中欧系で片言の英語だった)。女性のほうが何かを注文した。バールのお兄さんは棚からタバコを一箱取って差し出した。タバコは、らくだのイラストで有名な、あのキャメル(Camel)だった。女性は慌てて「ノー、ノー」と言っている。入れ替わって男性のほう