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平野啓一郎「透明な迷宮」書評 「現実」をあぶり出す虚構の物語|好書好日
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平野啓一郎「透明な迷宮」書評 「現実」をあぶり出す虚構の物語|好書好日
透明な迷宮 [著]平野啓一郎 6つの中短編を収めた小説集。いずれも平野啓一郎の作家としての際立った... 透明な迷宮 [著]平野啓一郎 6つの中短編を収めた小説集。いずれも平野啓一郎の作家としての際立った個性が光る、ユニークな作品揃(ぞろ)いだ。 完璧な筆跡模倣能力を持った田舎の郵便配達夫の物語「消えた蜜蜂」。悪夢そのものと化した「人捜し」を描いた「ハワイに捜しに来た男」。ブダペストで共にショッキングな「事件」に遭遇した女性との不可能な恋愛の顛末(てんまつ)を綴(つづ)った「透明な迷宮」。作家自身が育った北九州を舞台とする、祖父の葬儀から始まる濃密な家族劇「family affair」。「火」にしか性的欲望を抱けないひとりの男の告白「火色の琥珀(こはく)」。そして最も長い、交通事故がきっかけで或(あ)る異常な状態に陥った天才演出家の悲劇「Re:依田氏からの依頼」。どれも通常言うような意味での「リアリズム」とは呼べない、突飛(とっぴ)であったり奇怪であったり不可思議であったりする要素があからさま