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18年ノーベル文学賞、オルガ・トカルチュクさんとは 絶え間ない越境、自由な想像力 沼野充義・東京大教授寄稿|好書好日
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18年ノーベル文学賞、オルガ・トカルチュクさんとは 絶え間ない越境、自由な想像力 沼野充義・東京大教授寄稿|好書好日
HOME コラム 18年ノーベル文学賞、オルガ・トカルチュクさんとは 絶え間ない越境、自由な想像力 沼野... HOME コラム 18年ノーベル文学賞、オルガ・トカルチュクさんとは 絶え間ない越境、自由な想像力 沼野充義・東京大教授寄稿 二〇一八年のノーベル文学賞は、一年遅れで、ポーランドの女性作家オルガ・トカルチュクに決まった。彼女は菜食主義のフェミニストとして知られる。となるとこの選考結果は、ノーベル委員会を巻き込んだセクハラ・スキャンダルを意識したものとも思えるが、私の見るところ、彼女はそういった政治的思惑を遥(はる)かに超越して、現代の世界文学の中で際立って面白く、魅力的な作家である。そして、英語グローバリズムの現代にあって、英語圏で流通する人気商品としての文学に対抗できる、中欧の精神性、越境性、流動性を体現した存在である。 トカルチュクは一九六二年生まれ、社会主義体制崩壊後に活躍を始めた。著書は既に十数冊を数え、国内では多くの権威ある文学賞を受け、文壇のスターとして圧倒的な人気を誇る。しか