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『処女懐胎―描かれた「奇跡」と「聖家族」』岡田温司(中公新書) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG
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『処女懐胎―描かれた「奇跡」と「聖家族」』岡田温司(中公新書) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG
→紀伊國屋書店で購入 第一子を身ごもった女性は美しい、と思う。救世主の受胎を天使に告げられたときの... →紀伊國屋書店で購入 第一子を身ごもった女性は美しい、と思う。救世主の受胎を天使に告げられたときのマリアの当惑―この神聖にして人間らしい感情の表出が、受胎告知(the annunciation)という絵画テーマの妙味であり、謎である。しかし、男には男の見方があろうというものだ。 レオナルド・ダ・ヴィンチが、私生児として生まれ、父母子関係に対して、しごくフロイト好みの複雑な心象風景をもっていたことは、よく知られているとおりだ。マリアの処女性が、他ならぬ救世主の身篭りで担保されるならば、私生児のレオナルドにとって、事情はやや混乱させられるものになる。マリアの持つその担保を損ねないようにと考案された「無原罪の御宿り」(the immaculate conception)を解釈するこの画家の手際に、それははっきりと見てとれる。解剖をよくし、人体博物にどこまでも精通しているこの天才が描いたデッサンは