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石牟礼さんのスピーチに会場が凍り付いた 『新装版 苦海浄土』 | BOOKウォッチ
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石牟礼さんのスピーチに会場が凍り付いた 『新装版 苦海浄土』 | BOOKウォッチ
本書『苦海浄土』 (講談社)は石牟礼道子さんの代表作である。1969年に発表され、70年の第一回大宅壮一ノ... 本書『苦海浄土』 (講談社)は石牟礼道子さんの代表作である。1969年に発表され、70年の第一回大宅壮一ノンフィクション賞に選ばれた。しかし、石牟礼さんは辞退した。 理由は何だったのか。批評家の若松英輔さんは『NHK100分de名著 石牟礼道子 苦海浄土』の中でこう話している。 水俣病の患者たちが本当の語り手 「一つは、この作品がいわゆる『ノンフィクション』ではないこと、そしてもうひとつは、自分はこの作品の真の作者ではない、と彼女が感じていたところにあるように思われます」 よく知られているように、『苦海浄土』は水俣病の患者たちになりかわって、故郷の美しく豊かな海を奪われて病を強いられ、命を奪われた人たちの悔しい思いを方言のままにつづった物語だ。ちょうど公害問題や環境破壊が社会的に注目され始めた時期だったこともあり、鋭い文明批判の一面もあって衝撃を与えた。 若松さんはさらに説明を続ける。 「