「ラディカル」な議論が左翼やフェミにウケる理由（読書メモ：『荷を引く獣たち：動物の解放と障害者の解放』） - 道徳的動物日記

荷を引く獣たち: 動物の解放と障害者の解放 作者:テイラー,スナウラ 発売日: 2020/09/10 メディア: 単行本 版元による紹介はこんな感じ。 スナウラ・テイラーは、一人の障害当事者として、障害者運動と動物の権利運動の担い手として、そして一人の芸術家として、読者に問いかける。もし動物と障害者の抑圧がもつれあっているのなら、もし健常者を中心とする制度と人間を中心とする倫理とがつながっているのなら、解放への道のりもまた、交差しているのではないか、と。 彼女は考えつづける。デモに参加しながら、絵を描きながら、対話しながら、食べながら。いったい何が、動物たちから人間を、障害者ではない人たちから障害者を、区別しているのだろうか、と。 彼女は考えつづける。身体的・精神的な能力の有無や高低（世界の中でどのように動いたり、動けなかったりするか）を基準にして、私たちは、自分を「人間」として意識し、他

[settu-jp]

私は「進歩主義」者は「保守」や「復古」に対しそれが過ちで、自分等が正しく、即ち優れているという前提で指導するという構造で、「進んでいる」方がより正しく優れているという前提又は暗黙の了解を含むと理解する

[rAdio]

呪術思考がインストールされていると、どんな社会問題に対しても、「類似の法則」で同じ構造を見出し、「銀の弾丸」として画一的で自分にとって馴染み深い正しさによる抜本的改革で性急な解決を求めるようになる。

[obsv]

“わたしが抱く最大の疑問は「いつもいつもこんな中身のないアジテーションを読んで面白いと思い続けられるの？飽きたりしないの？」ということ” ←これ自体が興味深い研究になりそう。

[kazu_y]

“けっきょく、客観性や具体性に乏しい代わりに耳心地だけはいい「ラディカル」な議論でないと、左翼やフェミニストの大半は読んだり聞いたりしてくれない。”

[nagaichi]

昔の人は言いました、「観念左翼」と。ラベルはさておき、世に社会矛盾のある限り草の根の改良や泥臭い漸進を求める人々はいて、そういう人々に依拠しようとしているのが、まあ俺の左翼ですよ。

[tikani_nemuru_M]

インターセクショナリティについては、類似の「効果」をもたらす、ことはよくあるのではないかと思う。ただし、その場合「処方箋」はまるで異なるものになるはずではある。