中国史の古代中国の五行説についてですが、ある書物に「漢は火の徳をもって天下を治めた」とあり「漢の禅譲を受けた曹魏は土の徳... - Yahoo!知恵袋

漢はもともと水徳を称していましたが、武帝の頃に土徳になり、光武帝が後漢を立てると火徳を称しました。 以下、歴代王朝の五徳を並べてみます。 １、黄帝＝土徳（黄河がもたらす黄土から文明を築いたので土。黄帝ではなく「虞舜」を最初に置くこともある。いずれにせよ伝説の時代） ２、夏＝木徳 ３、商（殷）＝金徳 ４、周＝火徳 ５、秦＝水徳（水徳の色である黒を尊びました） ６、漢＝土徳 戦国時代に鄒衍等が周朝とその後に来る統一王朝の正統性を説明するために五行説と王朝交代を組み合わせました。 よって、周以前のものは戦国時代以降に当てはめられたものです。 秦は自らを水徳と称しました。 漢はもともと短命だった秦の正統性を認めず、周の火徳に勝った水徳を称しましたが、武帝の頃、秦も正統政権である、という考え方が広がり、秦を水徳、漢を土徳としました。 ここまでは五行相克といい、「木は土に勝ち、金は木に勝ち、火は金に勝