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ジャパンディスプレイ社長 大塚周一売上高1兆円と上場に向けて大型、高精細化の“風”に乗る
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ジャパンディスプレイ社長 大塚周一売上高1兆円と上場に向けて大型、高精細化の“風”に乗る
──親会社から切り離された合計4500億円に上る中小型液晶の事業の、どこにビジネス上の優位性があると実... ──親会社から切り離された合計4500億円に上る中小型液晶の事業の、どこにビジネス上の優位性があると実感しているか。 そもそも価格の安いローエンドの液晶ディスプレイは捨てている。そこで韓国や台湾のメーカーと真っ向勝負はしない。 今、スマートフォンやタブレット型端末のメーカーが求めているものはシンプル。それは液晶画面の大型化と高精細化だ。 われわれのコアには高精細なLTPS(低温ポリシリコン)という液晶パネルがある。これは難しい技術だが、ここに徹底的に特化して差別化を図っている。 統合前のソニーが育てた「ピクセルアイ」というタッチパネル内蔵ディスプレイや、日立製作所が得意な「IPS」という広視野角の技術など、日本メーカーの尖った技術の強みを再確認している。 これがお客さんであるメーカーにとって大きな付加価値になっている。 ──今年夏までには、茂原工場(千葉)が新たに稼働する。 6月から量産を