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不良シーケンサの修理――再び動くまでの道程
前回、不具合を特定した“不良シーケンサ”の修理に取り掛かる。状態があまりにも悪いので、シーケンサと... 前回、不具合を特定した“不良シーケンサ”の修理に取り掛かる。状態があまりにも悪いので、シーケンサとして使うまで修理することはできなさそうだが、修理屋の意地で、再び動くところまで頑張りたい。 前回、詳細を紹介したが、リチウム電池の+端子から液漏れし電池の直下にあるCPU基板がボロボロになっていた。このCPU基板は製品としては使えないが、シーケンサのソフトを勉強するためのデバッグ用に再生できないかと思って修理を再開した。実装された部品を確認したらダイオードのリードが折れていた。 その他にもディスクリート部品のリードが腐食し、SMT(表面実装)部品のリードフレームが白くなっていた。ダイオードを交換し、基板の表面を金属ブラシで清掃した。CPU基板を図1に示す。リードが折れたダイオードを赤円で囲んだ。 前回の図5でリードや金属部品の表面が腐食し、鉄やアルミは白くなり、銅は黒くなっていた。左上のコネク