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玉城徹さん(1)――歌人にして歌人 | スヴニール とりどりの肖像 佐々木健一
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玉城徹さん(1)――歌人にして歌人 | スヴニール とりどりの肖像 佐々木健一
現代短歌に関心をお持ちの方なら、玉城徹という名を知らないということはあるまい。最初にお会いしたと... 現代短歌に関心をお持ちの方なら、玉城徹という名を知らないということはあるまい。最初にお会いしたとき、わたしはそれを知らなかった。うたは別として、その徹底した思考、文学観、並外れたとしか言いようのない人格性について、認識をあらたにしたのはごく最近のことだ。この肖像を書こうとして、多くの著作を読み、あるいは読み直したことのたまものである。統一像を模索することによって初めて、この類まれな存在の核心が見えてきたところだ。わたし自身このようなわけだから、初めて聞く名前だという方があっても不思議とは思わない。ごく外面的な紹介から始めることにしよう。――玉城さんは仙台の古い宮司の家に生まれた。父の肇は高名なマルクス経済学者だったらしい。幼くして東京に移住したが、旧制高校は父の勧めに従って仙台の二高に学び、大学は東京帝大で美術史学を専攻した(卒業論文は「幕末維新期の日本絵画」を主題としたが、おそらくこのと